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時計史を塗り替える 新発見! ルイ・モネ クロノグラフ インベーター

→ 上記画像をクリックしていただきますと、「LOUIS MOINET - The Inoventor of the chronograph」の動画をご覧になっていただけます。

 

クロノグラフの発明者、ルイ・モネ

最近になってこれまで知られていなかった、重要な価値のある時計作品が発見されました。

ルイ・モネが初めて製作し「60分の1秒計」と呼んだ、世界で最初のクロノグラフです。

ケースバックにある刻印から、1815年に製作が始まり、1816年に完成していることが分かります。

きわめてオリジナルで革新的なこの作品には、常に時代を先取りした発明者の創意工夫の精神が反映されています。この時計では、中央の針が1/60秒を表示し、秒と分は2つの別々のダイヤル、時は24時間ダイヤルで表示されていました。

クロノグラフのスタート、ストップ、リセット機能は2つのプッシュボタンで行うようになっており、この作品が、数年後にようやく登場することになる、現在業界で正式な名称として認められているクロノグラフに相当することは明らかです。

このクロノグラフは、当時としては革新的なリセット機能も備えていました。 この機能はこれまで、アドルフ・ニコルが取得した特許に基づいて、1862年に開発されたものと考えられていました。

しかし、今回のルイ・モネのクロノグラフの発見により、アドルフ・ニコルの特許取得より46年も早くに、ルイ・モネが革新的なリセット機能を備えたクロノフラフを開発、製造していたことが明らかになりました。

ルイ・モネはクロノグラフ インベーター(発明者)です!

このクロノグラフ機構の振動数は、毎時216,000回(30Hz)という当時としては全く並外れたものでした。

ちなみに、現代の腕時計の平均的な振動数は毎時28,800回(4Hz)です。ですから、ルイ・モネは高振動の先駆者であるといえます。

実際、毎時216,000回を超える振動数で作動する                 

別の時計が登場するまでに、ちょうど100年待たなければならなかったからです。

ルイ・モネはなぜこれほどの高振動を追求したのでしょう? 

それは、1/60秒という優れた精度を天体観測に生かしたかったからです。

毎時216,000振動は毎秒60振動に相当します。つまり、1秒間に60分の1秒が60回鼓動するわけです。

天体の動きを観察するためには、60分の1秒計を最低24時間使用できなければなりません。

それでは、エネルギーの消費はどうなるのでしょう? 

ルイ・モネは、ルビーとオイルを使用した毎時216,000回のリズムで振動する脱進機を開発することでこの課題を克服し、この脱進機は長時間の作動にも見事に耐えました。 

オーナーであるジャンマリー氏の話によりますと、この貴重なアンティークピースを入手してからテストしてみたところ、この時計は1度も止まることなく30時間動き続けたそうです。

芸術面にも長けた時計師としても有名なルイ・モネですが、時計の技術にも長けた偉大な時計師でした。

偉人に共通しているのは、たいてい謙虚な人が多いこと。ルイ・モネもその一人で、同業者からは史上最も偉大な時計師の一人とみなされています。パリ時計技術協会のデルマス副会長は次のように語っていました。
「***ルイ・モネは、時計技術協会の会長として、討論会をはじめ何事にも積極的に参加していました。几帳面で、頭脳明晰で、寛容で、弱者を励まして啓蒙し、驕り高ぶることなく誰にでも助言を与え、腹蔵なく、快く知恵を貸しました。」(***1853年の『Panthéon Biographique Universel』(世界偉人伝記)からの抜粋。)

 

ルイ・モネ オフィシャルサイトはこちら。