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ブランドストーリー

ブランド年表

スイスのハートにキューバのスピリット

ブランドストーリー

「スイスのハートにキューバのスピリット」そんなフレーズで表現されるブランド、クエルボ・イ・ソブリノス。
ありきたりなテイストの枠を超え、個性的でクールなライフスタイルと粋を楽しめる人に相応しいウォッチ、それがクエルボ・イ・ソブリノスです。

由緒あるクエルボ・イ・ソブリノスの歴史は、ハバナが栄華を極めていた古きよき時代、1882年頃まで遡ります。
小さな貴金属店を創業したクエルボ一族は、創業者の甥であるアルマンド・リオ・クエルボの指揮のもと世界中にその名を轟かせるほどに飛躍し、19世紀末には当時の著名人ならば一度は訪れるべきであるといわれるほどの店にまで成長しました。

ハバナでの大成功をきっかけに、一族はヨーロッパにおけるビジネスの要所であるパリ、ドイツ、スイスに店舗を進出させました。
そしてスイス製のムーブメントにキューバのデザインをイメージしたケースを採用。これがクエルボ・イ・ソブリノスの輝ける第一歩となりました。
しかしキューバ革命時にクエルボ一族はキューバを離れ、それとともにクエルボ・イ・ソブリノスブランドは姿を消すこととなるのです。

表舞台から姿を消し、幻となったブランドは1990年代後半に栄華を取り戻す挑戦をはじめ、そして2003年、完全なる復活を果たすのです。その復活はキューバの伝説の復活をも意味します。

しかしながら現在のクエルボ・イ・ソブリノスは100年前のただのレプリカではなく、新時代のウォッチとして新たに生まれ変わりました。
その一方でかつてのブランドのエッセンス「ゆっくりと流れる時が豊かで穏やかなライフスタイルを生み出す」というカリビアンカルチャーはしっかりと取り入れられています。

シリアルナンバーが刻まれた手作業による機械式時計は確固たるこだわりとセンスある人々の期待に応えうる最高のものです。
100年以上ものブランドの歴史を記した顧客名簿に著名人たちの名が多いことからも個性溢れるテイストと粋を楽しむ喜びを提供できるウォッチであることがおわかりいただけることでしょう。

もっと知りたい!クエルボ・イ・ソブリノス
栄華を極めたハバナ - 自由で優雅な時間

栄華を極めたハバナ

19世紀末、「カリブ海の真珠」とも謳われたハバナは冒険家や船員はいうまでもなく、知識人、ビジネスマンといった世界の名士が集う場になり、栄華を極めていたといっても過言ではありませんでした。

当時のハバナにはゆったりとした時が流れ、自由で優雅な時を過ごせる独特の雰囲気がありました。

そのゆったりとした時の流れを優雅に楽しむというライフスタイルは洗練された真の贅沢であり、忙しい彼らに豊かで穏やかな真の喜びをもたらしました。

創業 - ハバナの優雅・洗練と共に

創業

クエルボ一族はそのハバナでアルマンド・リオ・クェルボとその兄弟たちがおじであるラモンの創業した宝石店を営み、ハバナの栄光と時を同じくして次第に成功を収めていきました。(「クエルボと甥たち」が後にクエルボ・イ・ソブリノスのブランド名をもたらすことになります。)

1882年の春、一族はハバナでも一流のアベニダ・キンタ通りに「La Casa」という店をオープンします。

文学、科学、映画、政治といった舞台で活躍する国際的な大物たちはハバナを訪れる際にはかならずこの店に集まるのが常でした。

後年、旧店舗の地下室で見つかり、つい数年前に明らかになった顧客名簿や写真でも明らかなように、ヘミングウェイ、カールソー、ゲーブル、チャーチル、アインシュタインまでもがクエルボ・イ・ソブリノスの熱心な顧客としてその名を連ねていました。

彼らは職業や興味こそ大きく違っていましたが、誰もが逃避、優雅、洗練と同義語だった、ハバナの時代とクエルボ・イ・ソブリノスブランドを こよなく愛していました。

ブランドの成長 - ヨーロッパへの進出

半世紀もしないうちに、クエルボ・イ・ソブリノスブランドの腕時計の品質とラテン精神の融合がアメリカ大陸の人々の心をとらえていきます。

いくつかの一流腕時計ブランド(ロレックス、パテック・フィリップ、ロンジン)は自社のブランド名とクエルボ・イ・ソブリノスの名前を合わせた、ハバナの時計を共同生産していきます。

クエルボ・イ・ソブリノスの名はたちまち知られるようになり、1890年代にはヨーロッパの中枢に3つの店舗を構え、生産ネットワークの拡大に踏み切ります。

ヨーロッパの高級品メーカーの大半がヨーロッパ以外の大陸へその活動を国際的に拡大していった時期に、クエルボ・イ・ソブリノスは敢えてその反対の道をいった最初のブランドのひとつです。

クエルボ・イ・ソブリノスブランドは旧大陸でその地位を確固たるものとしていきます。

ドイツのプフォルツハイムの店舗では金や高価な宝石など貴金属類を扱い、パリの中心地メズレー通りの店舗では最高級ジュエリー、さらにスイスのラ・ショードフォンでは腕時計が製造されました。

栄華のかげり - 幻のブランドへ

栄華のかげり

特別な顧客にとって、ハバナの中心にある「La Casa」の店に寄ることはパリのバンドーム広場やニューヨークのフィフス・アベニューの宝石商を訪れるのと同じくらい大事なことでした。

クエルボ・イ・ソブリノスブランドが全盛を誇った1940年代、その腕時計は高級品というだけではなく、ライフスタイルや考え方をも表現していました。

しかしながら50年以上もの間、世界の一流腕時計メーカーのひとつとして名をあげたクエルボ・イ・ソブリノスブランドの栄華もかげりをみせる時がきます。

本国キューバで起きた政治混乱の影響を受け、その活動やビジネスを大幅に縮小していきます。クエルボ一族の一部はキューバを離れヨーロッパに亡命する者もいました。

こうしてブランドは40年間休止状態に陥ります。表舞台から姿を消し、クエルボ・イ・ソブリノスブランドは幻のブランドとなってしまいます。

古き良き時代を物語る遺産 - 再生への夢

古き良き時代を物語る遺産

1997年、オールドウォッチと腕時計製造の歴史を専門とするルカ・ムズメキ(Luca Musumeci)が最終的にブランドの権利を握ることになります。

彼はキューバの旧店舗の地下室に眠る3つの巨大なトランクの所有権も得ることになります。そこで彼は腕時計の完全なムーブメントやスケッチやデザインといったこれまで公にならなかった資料など素晴らしい遺産を発見します。

世界的に有名なコレクターの協力もあって、ハバナのクエルボ・イ・ソブリノスの店で腕のいい時計職人が作ったオールドウォッチも彼の手に渡ります。

彼はこの秘宝や腕時計を公開するという思いに押されて、そして別の時代という逃避、洗練、魅惑の精神を再生する夢を抱くようになります。

出会い - そして復活
  • 出会い
  • そして復活

2001年、ムズメキは高級腕時計の販売を専門に手がけるマルツィオ・ヴィラと出会います。
この出会いが40年間冬眠状態にあったブランドを共に再スタートすることにつながりました。

ラテン精神を守りながら、新しい主要な施設はスイスのルガーノに作られました。
製造はスイスのJurassic archにある有名な時計製造会社に任せました。

2002年、クエルボ・イ・ソブリノスブランドは正式にヨーロッパ(重点市場はイタリアとスペイン)で再スタートを切ります。

1周年を迎えた2003年には、年に一度、それぞれの分野で国際的に業績をあげたラテン系の有名人に敬意を表する賞「ラティーノ・インテルナショナル」を創設し、ブランド名とラテン文化の結びつきを強めていきます。
最初の受賞者はスペイン人の映画制作者ペドロ・アルモドバルでした。
2004年には俳優のアンディ・ガルシアがその栄誉を得ます。

同時期、スイスの2003バーゼルフェアで最初の完全コレクションを発表し、世界市場での販売をスタートし完全復活を果たしました。(まずアメリカ、ロシア、ドイツ)

新時代へ - 新たなる挑戦

新時代へ

2005年、新しい挑戦は新しく開発されたオリジナルのキャリバー、CYS 2450と共に始まりました。

クエルボ・イ・ソブリノスは完全オリジナル製品のひとつとして同軸ワンボタン式のクロノグラフモデル、Esplendidos Monopulsanteを製造します。

これはクェルボ・イ・ソブリノスとスイスの有名腕時計製造会社のコラボレートによるプロジェクトでした。

守り続けてきた創造的精神を腕時計のデザインと技術に生かして、ブランドは強い独自性と高水準のテクノロジーを併せ持つ製品を発表。バーゼルフェアでも意欲的に新作発表を行っています。